叢生（そうせい）を治すと、きれいに磨けるようになるので、むし歯や歯周病予防、咀嚼効率アップ等、沢山のメリットが！
「叢生」ってどんな状態？
隣り合う歯と歯が前後し合ったり、重なったりして、いわゆる「ガタガタ」の状態です。犬歯（糸切り歯）が飛び出ている場合は八重歯と呼ばれます。
叢生があると、きれいに磨けないのでむし歯になり易くなります。
歯の間の汚れが取れないので歯周病や口臭の原因にもなり易いでしょう。歯槽骨の中では歯根も近接しているので、周囲に十分な歯槽骨が無い状態となったり、歯肉がきれいに歯に付着できず、歯周病の原因になり易くなります。
叢生の矯正治療
叢生は、顎が小さかったり、歯が大きかったりすることで引き起こされます。改善のためには、歯がきれいに並ぶためのスペースを作る必要があります。 歯列を全体的に拡大したり、歯列全体を後方へと移動させる矯正治療により、改善が可能です。
スペースの不足を改善できないという場合には、抜歯が必要になります。
どの歯もほぼ問題無くきれいな場合には、役割が少ないと言われている小臼歯を抜歯して並べることが多いです。
しかし大きく転位した歯、神経を取った歯などがある場合は、替わりにそういった不良な歯を抜歯して、良い歯を残すことを考えます。
